日本人が「発言する怖さ」を乗り越えるために必要な、たった一つのスキル

そのスキルは、たった2秒でできます。しかも、上手にできなくても効果があります。
これはクリックベイトではありません。日本で25年間仕事をしてきた経験から、私がたどり着いた考えです。この考えそのものを検証した研究を私は知りません。あくまで、25年間の経験に基づく専門家としての判断です。
私は、日本人を「変えたい」とも、欧米人のようにしたいとも思っていません。私が仕事をしているのは、グローバル企業で働く日本人です。そこでは、かなり活発で、時には強い意見が飛び交う議論に入っていく必要があります。
日本人がもっと発言できるようになるための理論やトレーニングはたくさんあります。どれもある程度は役に立ちます。私も、それらを否定するつもりはありません。
でも、その下に一つの「ボトルネック」があると私は考えています。この小さなスキルが使えるかどうかで、大きな違いが生まれます。
ただ、多くの日本人にとって、この行為にはかなり強い抵抗感があります。だから私は無理に練習させません。やってみるかどうかは本人に選んでもらいます。
そのスキルとは何か。
人の話に割り込むことです。
誰かが話している途中で入ることに、強い抵抗を感じる人は少なくありません。「失礼だ」「相手を尊重していない」と感じるからです。
だから無理には勧めません。
でも、ここを越えられないままだと、どれだけアサーティブネスを学んでも、実際のグローバル会議では使えないことがあります。
「でも、割り込まなくても発言はできるのでは?」
もちろんできます。でも、問題はここです。
話さなければ、話すことは上達しません。
下手でも、話せば何かが起きます。相手が反応する。うまく伝わらない。言い直す。思ったより普通に受け入れられる。
そこから学べます。
でも、話さなければ、その経験そのものがありません。
割り込めることが重要なのは、その線を越えて、実際の経験に入れるからです。
もし心の中に「人の話を遮るのはものすごく失礼。絶対に割り込んではいけない」というルールがあると、誰も話していない完璧なタイミングを待つようになります。
でも、実際の会話はそんなにきれいではありません。
誰かが話し終わった瞬間、別の人が話し始める。質問したいのに相手が話し続ける。自分が口を開いた瞬間、他の人も話し始める。
「絶対に誰にもかぶらない瞬間」は、簡単には予測できません。
だから、割り込みを練習します。
上手でなくてもいい。タイミングが悪くてもいい。二人が同時に話し始めてもいい。
そして、うまくいかなければ、そこから立て直せばいい。
そういう経験を重ねると、「割り込んだら人間関係が壊れる」という怖さが少しずつ弱くなっていきます。
割り込みには、役に立つものも、必要なものも、下手なものもある。そして、少しくらい失敗しても、たいてい何も壊れません。
その怖さが弱くなると、それまで学んできた「発言するためのスキル」を、ようやく実際の会話の中で使えるようになります。




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